タイトル
発行者 ハルボン倶楽部・広報部

淡路島の春、庭先の春、そして一年が過ぎた

花桃の写真 淡路島の春は花。 花の写真
水仙郷はマズマズの景観だったが、香りが強すぎて少し参った。ある農家のしだれ梅は、たった一本の樹だが、見事なものだった。一見の価値あり。一面の菜の花畑は、春そのものだ。 そしてささやかな我家の庭にも、いつの間にやら春が来ていた。十数種の花が咲いている。いま、最も誇らしげなのは大ぶりの水仙。誰に聞いても正式な名称を知らない。 植えたばかりの花桃が濃いピンクの花を付けている。その他、雪柳・ミニ薔薇・桜草・ノースポール・ラベンダー・フリージアなどが咲いている。



淡路島の春は海の幸。 取れたアサリの写真
イカナゴのくぎ煮を作った。これがナカナカの評判で、多くの人が持ち帰った。食べ損ねた人は来年まで待たねばならない。来年、欲しい人は早めに言うべし。 「メカブ」という物を大量に貰った。チリチリパーマの昆布みたいな奴で、ワカメの胞子を輩出するのだそうだ。チリチリパーマ部分を切り取って、さっと湯に通せば濃い緑に変色する。 これをわさび醤油で食べる。表面ヌルヌル、中シコシコで美味である。茎の部分は千切りにして佃煮にする。乾燥ワカメも作った。物干し竿にワカメが干されているのもここでは似合う。 物干しのわかめの写真 アサリもよく採れる。勿論、入浜料など要らない正しい天然物である。先日も近所のオッサン2人と行ってたくさん採ってきた。しかし、この卑怯者たちは家に持ち帰ろうとはしない。 口では、「存分に食べてください。」と言うが、こんなに大量に食える筈がない。結局は、3組の夫婦を迎えて「アサリとキノコのパスタ」大宴会へと突入した。 まだ人生経験の浅い俺は、アサリ採りの計画段階からこの展開が読めないのだ。しかし、花と海の幸の春なんて、俺の人生も悪くない。

仕事を辞め、ここに移住して1年が経つ。仕事を辞めることについては何の躊躇もなかった。自分が教師であることを楽しめなくなっていたから……。 ただ一つ心配だったのは、大阪を離れ、誰一人知る人のいない淡路島、それも人里離れた別荘地で暮らすことは、全く忘れられた存在になってしまうのではないかということだった。 しかし、これは杞憂だった。この1年間で延べ60人もが訪ねて来てくれたし、ご近所さんもハルボン倶楽部という怪しい看板に惹かれてか、今や寄り合い場の感さえある。 う〜む、夢のような1年間であった。このアホバカ便りがどんな役目を果たしたかよく解らないけど、もう少し続けてみようと思う。人の迷惑顧みず…………


日本一回転の悪い喫茶店 喫茶部のメニューの写真

3月9日、ハルボン倶楽部・喫茶部は密かにオープンした。本当に誰にも言わなかった。それでも「おっ、やってるやん」と約2名やってきた。あくる日は10名だった。 OM氏ファミリーはここでタロウ(3歳)の誕生パーティをするのだと、手作りのデコレーションケーキ持参でやってきた。ちなみに長女はハナコ(5歳)という。 そして、この文を書いているころ第3子が誕生しているはずである。当然、今度はなんと名付けるか話題の種である。俺は男の子ならジロウ、女の子なら桜子と予想している。 父親はかなりのプレッシャーを感じるという。

翌週は、「開店祝いだー」と鉢植えなどが続々と届いた。う〜む、敵もハルボン倶楽部を弄んでいる。ランチを出せともいう。 「一週間前に予約し、出されたものを3回以上おいしいといいながら食べるなら出そう」とやる気なく言ったのに、本当に予約が入る。 「アサリとキノコのパスタ」「ミネストローネスープ」「トマトのガスパチョサラダ」の3品で300円である。原材料費を割るが、何でも一品100円と言ってしまった以上仕方ない。 客は自分で空き缶に100玉を放り込んでいく。開店日は土・日の午後と限定している。女房が「本日のケーキ」を焼く。 トーゼン100円であるが、最初の抹茶シフォンケーキは失敗したので3円になった。う〜む、儲からない。儲からないといえば、客の回転がないというのも原因だ。 初めに来た人が次に来た人を「まぁ、こっちへ」と誘う。次来ると「詰めて、詰めて」と2人掛けの長椅子に4人座っていたりする。 それでも足らず、折りたたみ椅子を持ち出したりする。MS氏の総合司会で十数人のトークバトルが繰り広げられる。そして日没まで誰も帰らない。 やっと客を追い返したと思ったら、夜のご近所ほのぼの宴会の始まる時間だ。大至急、参加のための一品を作る。 こんな暮らしをしていたら、きっとバチがあたると思うのだが、バチぐらいで止められるもんか。あ〜楽し!!


出たー30cmのガシラ(今年最初の記録魚)

30センチのガシラの写真 今年は異常に春の訪れが早く、3月初旬からポカポカ陽気が続く。しかし、釣り人には常識なのだが、海の中は冬まっ只中である。 海中の温度は実際の季節より2〜3ヶ月遅れなのである。船釣りはともかく、俺のような波止釣り専門にとっては、1月から4月はオフシーズンと言っていい。 それでも週一度は釣りをする。魚は釣れなくても、釣りに行くという行為が美しいのである。 その甲斐あって、3月12日、30cmの巨大ガシラが釣れた。
波止からのガシラでは最大級だと思う。3年前くらい28cmが釣れたとき、もうガシラの自己記録更新はないものと思っていたので驚きだ。 海面に浮かぶまでてっきりチヌだと思っていた。「なんや、ガシラぐらいで大騒ぎするな!」という人もいようが、文句あったら31cmのガシラを見せてみろ。 ただし淡路島のはアカンで。淡路島の魚は、俺が12年間ず〜と?十万円分の餌を与え続けてるんやからねぇ。みんな俺のもんや。