タイトル
2001,梅雨
発行者 ハルボン倶楽部・広報部
カラフルな野菜

梅雨はとてもハッピーなのだ!

ムシムシ ジメジメ ベトベト ネチャネチャ アジアジ ハァハァ ゼェゼェ ヨレヨレ……
とまぁ日本の梅雨はどこも同じようなものだろうけど、淡路島移住民にとってはシャーワセな季節なのだ。

A. 降り続く雨+強い日差し=夏野菜が育つ
B. 海の水温上昇・安定+赤潮・流れ藻消滅=魚が釣れる。
C. A+B=食卓が賑わう。よってシャーワセ。
と言う公式が成立するわけだ。
ちなみに今日の夕食のメニューは

  1. グレの刺身(アジサイの花をちょっとあしらって)《この時期メバル狙いに30cmクラスのグレがたまに釣れる。》
  2. メバルの一夜干し(すだちを添えて)《アジの干物は誰でも食べたことはあるでしょうが、メバルの干物はまずないでしょう。 釣り人だけの特権です。釣ってすぐ腹開きし、海水程度の塩水に一時間浸し、直射日光に二時間、風通しのよい日陰で半日干したもの。 俺は一年中メバルだけを狙っている偏狭孤高の釣師なのだ。》
  3. ナスの茶筅煮(味がしっでかり沁みて)《鰹の出汁がポイント》
  4. キュウリの中華前菜(よく冷やして)《我家の定番キュウリ料理。夏には欠かせない。》
  5. インゲンの御浸し(胡麻をたっぷりふって)《俺はなぜかインゲンが大好物なのだ。》

これら全て自力調達食材なのだ。もうすぐトマトも熟れる。枝豆・かぼちゃ・スイカ・とうもろこしも順調に育っている。
特に完熟トマトとくれば、俺は突如、地中海の顔の濃い漁師のオッサン化して、海鮮パエリア・・スパゲッティペスカトーレ・・ガスパチョサラダなどを作り始めるのだ。 期間限定のうえ、魚の釣れた日に来た運のいい人だけ食べることが出来る。

渚にて…

ハルボン海にての写真犬の散歩コースにはA〜Dとスペシャルの5コースある。
スペシャルは車で海岸へ行く。両端が海に突き出た岩場になっていてプライベートビーチのようなところがある。ここでは犬を解き放せる。 犬は波とじゃれあっている。俺は岩場に腰を下ろし、朝日に輝く海を眺めながら缶コーヒーを飲んでいる。
あまり気持が良かったものだから、夕方の散歩もそこに行った。しかし、そこには先客がいた。なかなかいい感じのカップルが砂浜に並んで座り楽しげに語らっている。 女の子の水色のワンピースに裸足が眩しい。じゃまをする気は毛頭無いが、一言いいたい。 「おおお嬢さん、そそそこは、今朝うちの犬がウンチをした所で、ほんの少し砂をかぶせてあるだけで……」


虫たちとの相互不可侵条約不成立による攻防

壁にかかった殺虫機の写真海だ、釣だ、畑だ、野菜だ、犬の散歩だ、天然水だとおよそ生活感のない話しばかりしていて、「お前、悩みはないのか。?」と言われそうだが、悩みは無い。 たった一つ困っているのが虫のこと。

多種多様その膨大な量は、筆舌につくしがたい。名前の分かる虫も十数種類いるが、これまで見たこともないものがその何倍もいる。 よく見えない奴もいる。それらが樹木草花に群がり食い尽くす、家の中に侵入し這いずり回る飛び回る、果ては人間様に噛みつく、 現在78ヶ所噛まれた後があり、痒くてたまらない。蚊やアブなど刺すと分かっているのはまだ良いほうで、何に刺されたのか分からないのも多く不気味だ。
たまりかねた俺は、蒸し蒸しする夜に、虫たちの代表を集めて言った。 「この辺りには、林・草むら・溜池などお前たちにとって快適な居場所は一杯あるだろう。せめて家の中に入るは止めてくれ。俺は静かに哲学したいのだ。」  すると虫たち口々に「フン、俺たちや、先祖代々ずっとここで暮らしてきたんだ。俺等行きたいところに行くけんね。最近やって来た人間などかまってられるかい。 無視無視。」と言って、ゾロゾロ、ブーンブーン、バタバタと勝手な振る舞いを始める。穏便に相互不可侵条約を結び共存しようとしていた俺だが、こうなれば仕方ない。 多勢に二人と1頭なれど、徹底的に戦うことにした。

  1. ゾロゾロ組(やたら足が仰山ある奴、名前も言いたくない。)対しては、害虫駆除《粉剤》というのを建物の周囲に撒いた。この薬剤、ちゃんとした容器で売っているのだが、特に品名というのがなく、ムカデとゲジゲジと草履虫のリアルな極彩色の絵のラベルが貼り付けてあり、小さく害虫駆除《粉剤》とあるだけだ。俺に言ってくれれば「ゾロゾロバタンキュー」くらいのネーミングはしてやったのに。
  2. ブーンブーン組(巨大な蛾から埃としか見えないような奴まで)に対しては、網戸を設置した。窓には付いていたのだが、玄関とデッキ(1F2F)には無かった。出入口であるから開閉式でなければならない。
    キットを買ってきて自分で取り付けた。かなり痛い出費であったが、我ながら上手くできたので、名刺に大工と肩書きを付けようと思っている。
  3. それでも文字通り網目をくぐって入りこむ奴がいる。こやつらには「電撃殺虫器」でえ撃つ。これは、蛍光灯の周りに放電線を張り、光に寄ってきた虫がパキッパキッと音をあげ感電死するという優れものである。しかし難点がある。これが紫色に妖しく光るので我家はにわかに場末のゲイバーと化す。ここに風呂上りの女房が出てくると相当怖い。俺が出てくると人間は気絶する。
  4. その他、殺虫スプレー、蚊取り線香、スキンガード、ムヒなど取り揃えて迎え撃つ。

以上総力をあげて攻防あいつとめている。この家は昨年の夏休みに出来たのだが、そのときはこれほどまでに虫害はひどくなかったように思う。 集中的に虫が孵化する梅雨時がピークとみている。
まぁこの程度のことにはひるまず、淡路島にきてください。

可愛い可愛いメバルちゃん

たくさんのメバルの写真 これまで夫婦二人のおかずくらいは釣れていたのだが、自慢できるほどの釣果はなかった。俺が愛してやまないメバルが久々の大爆釣。 時合は実質一時間。まさに入れ食い状態だった。メバルは煮付けが一番だが、意外なほど美味いのが干物。 近所の人も野菜は貰ってくれないけど、これは喜んでくれる。炭火で焼くとまたひときわ美味い。ビールにも白インにも合う。 梅雨グレもぼちぼち釣れている。すでに太刀魚が釣れたとの情報もある。釣りたい人、食べたい人、淡路島をめざせ。!!
やっと魚の写真を載せることができた。ホッ。

2001,6,28  PM8:00〜10:00
淡路島  志筑港テトラより