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2008-01-14

風のたより VOL.823

女房のいない夜は

昨夜日付が変わるころ、息子(天のパパ)から電話。天(そら)は順調に回復しているので、2,3日内に退院できるだろうということだ。良かった、良かった!でも、女房は、今朝、予定通り大阪に向かった。息子は休みが取れないので、退院の時は誰かいた方がいいだろう。それに、ここ何日かほとんど眠らず看病を続けたクルミママをぐっすり眠らせてやりたいしね。

津名バスターミナルに女房を送って、午前は畑、午後は流木拾い、夜は釣りとザッパな計画を巡らしていたが、思いのほか寒いのですべてキャンセル。キャンセル(いっても、誰に迷惑をかけるでもなし、今日やらなくても何ら問題ない。明日でも明後日でもいいことばかりだ。これが、ここでの暮らしの贅沢なところだと思う。

何もすることがなく、女房もいなく、食事も一人で淋しいやろって?  グヒヒヒヒッ、思わず笑みがこぼれるほど淋しい!

SS氏から電話。「奥さんいてはらへんのやろ。晩御飯食べにおいで」「行く行く」の二つ返事。

その数時間後、釣りの相棒MR氏から電話。「先越されたなぁ。今晩、家で一緒に飯食って釣りに行こうとおもてたんや。僕らもSS氏に誘われたので、そっちで合流やなぁ」「今日は、俺、何にも作っていかへんから頼むで」「まかしとき」

その数時間後、淡路島の実家と呼んで憚らないHR氏から電話。「一人やろ。すぐおいで、晩ご飯用意よういしてあるから」「ええっ、嬉しいけどそりゃアカン」これこれこうだと説明する。折角のお誘いを断ることになって残念だが、心は温かくなる。

どうして、ここの住人はこんなにも優しのだろう。気遣ってくれるのだろう。人情裏長屋そのものやなぁ。ここは別荘地やから人情裏別荘か。裏別荘というのは、かなり怪しくていい感じやなぁ。

で、つい先ほどまでSS邸で御馳走になっていた。MR夫妻もたくさん料理を持ち寄っていた。俺はお酒だけ。申し訳ないが、そんな夜があってもいいのだ。またどこかでカバーすればいい。長いスタンスでお付き合いすればいい。「一人やろ、うちおいで」と俺が電話する日もあるやろ。いつものように飲んで食って会話がはずんで、夜は更けてゆく。あ~、いい夜だ。帰りしな「あぁ、ハルボンさん、これ!明日のお昼ご飯にでも」とSS夫人が手渡してくれたのは、タッパに入った手作りカレーのルーだった。豪華な晩ご飯を御馳走になったうえ、明日のお昼まで気遣ってくれるか。正直、眼がしらに熱いものを感じた。

7年前、誰一人知る人のいない島で暮らし始めたとき、こんな状況は想像だにできなかった。こんな人たちに囲まれてくらしていることが最高の幸せだと実感する。ここはまさに人生の楽園だよなぁ。

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