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2008-01-22

風のたより VOL.831

薪ストーブの夜

叶わぬ夢がいくつかある。その一つが薪ストーブである。ログハウスと薪ストーブはセットの夢であった。当然、今の家の設計段階では図面に描きこまれていた。設計図は2回3回と変更され、その過程で設計士から何度も薪ストーブ設置を止めるよう説得されたが、俺はきかなかった。もう最終段階にきたなぁと感じたところで、もう一度念を押された。「何度も言ってきましたが、このスペースで薪ストーブは止めるべきです。どうしても設置するというのを止めることはできませんが、私が強硬に反対したことは覚えておいてください」と突き放されるように云われた。OKを出した設計図には薪ストーブは消えていた。

その薪ストーブは今でも諦めきれない夢であるが、設置しなくてドーだったかというと、やはり正解だった。もし設置していたら、居間は夫婦のリクライニングチェアーを置くスペースしかなかっただろう。また、当初のイメージはそんなもんだった。ということは、今のように喫茶部やご近所宴会でたくさんの人が集うことはあり得なかった。それより何より家が燃えてしまっていたかもね。でも、もう少し年がいって、喫茶を止め、ご近所宴会も流行らなくなったら設置してやろうと密かに目論んでいる。

006  そんな俺の薪ストーブへの思いを知っている愉悠舎さんが「今夜、火を囲んでいっぱいやりませんか」と誘ってくれた。冷たい雨の降る中愉悠舎さんに向かう。ドアを開けると、柔らかな空気がふんわりと漂っていた。エアコンや石油ヒーターとは明らかに違う温かさである。ご馳走の並ぶテーブルの奥の薪ストーブには赤い炎が妖しく揺らめいていた。家はポスト&ビームと呼ばれる、太い丸太で柱と梁を組んだ白壁のどっしりした造りである。薪ストーブが最高にマッチしている。ストーブの上には、ヤカンとダッジオーブン(鉄鍋)が置かれていた。

007夫人心づくしの料理に冷たい正しいビール(発泡酒ちゃうねんで、キリンのラガーやで)、妖しく揺れる炎とアホな会話。この会話がおもいっきりしょうもなく楽しい。のっけは愉悠舎さん提案「淡路島を自給自足独立国家にしよう」「俺、国王にしてくれるなら賛成!」「王政はひかんから、首相にしたるわ!」「政治家にはなりたくないあなぁ」なんてことを60歳前後の夫婦がくっちゃベッているのである。アホが寄り集まるのは楽しい。

ストーブ上のダッジオーブンの中でぐつぐつ煮えてたのは芋煮だった。ハフハフ、火傷しながら食った。最後に、淡路島生田地区で栽培した蕎麦の実だけを製粉して打ったという白いお蕎麦をいただいた。なかなかの優れものだが、量産はされていなようで、手に入りにくいのやろなぁ。情報のある人教えてな。

とてもいい夜を過ごした。海平の郷に住んでいる幸せを感じる。

愉悠舎さんのお隣SS邸も薪ストーブがある。今年はすでに二回宴会してもらった。あと知り合いでは、北淡の人形作家MZ邸、中田村のアトリエ風゛ぶう邸、灘のKB邸に薪ストーブがある。今度はどこを襲撃しようかなぁ。

コメント

昨夜は私どもの相手をしていただいてありがとうございました。外は雨、小屋の中は人のぬくもりに抱かれて、時の経つのを忘れてしまいました。
今後ともよろしくお願いします。

暖炉とか薪ストーブとか
憧れますよね~♪
何時の日か薪ストーブ設置してくださいね!

家の息子の収入源に薪ストーブ職人を勧めたんだけど
1年中お休みの無いお仕事だったので却下・・
今は特別 人気商品らしいです

家も何時か薪ストーブを・・・
希望です!希望~(笑)

愉悠舎さん
昨夜は、本当にありがとうございました。
底冷えのする夜なのに、身も心も温まる居心地のいい空間を提供して頂き、幸せなひと時を過ごさせてもらいました。
薪ストーブはないけど、今度は我が家で一杯やりましょう。

うらんさん
今日は天へのお誕生日メッセージを頂き、ありがとうございました。早速返信しようとしたのですが、なんとウイルス警告が出てしまいました。「このまま、送信しますか?」なんて欄もあったけど迷惑かかるといけないので送るの辞めました。
後で掲示板の方に伺います。