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2008-02-25

風のたより VOL.862

風邪なりの日常

「少しは養生しろ!」とか「病人らしくしておれ!」の忠告に従い、快方に向かっていると自覚するまで、原則家に籠ることにした。女房は、明日から大阪に行く予定だったが、中止してもらった。朝夕、一番冷える時の犬の散歩は避けたかったからだ。

で、一日中家でゴロゴロしているわけだが、当ブログを書くのに困らない程度のことは起こる。朝、いつものようにタクヤ君(小1)がやってくる。月曜日はゴミ出しなので、ついでに車に乗せ、麓まで送る習慣になっている。俺が風邪をひいていいると、ママかバァちゃん(エミちゃん)に聞いたのだろう。「おっちゃん、しんどいんか?それやったら、ぼく歩いて行くから、オッチャンは家にいとり」と優しいことをいう。しかし、言ったのは、しっかり助手席に乗り込んでからのことだった。

礼状を書いた。相手は嘗ての教え子SG君。彼はLD(学習障害)と診断され、当時障害児学級担当だった俺が、一日1時間だけ、マンツーマンで指導することになった。学習障害という言葉は一般的に知られるようになっていたが、周りに実践経験を持つ教師は一人もいなかった。正に手探りスタートだった。彼は軽いタイプのLDで、少し接したくらいでは、何が障害なの?とだれもが思うだろう。ここでLD児の指導と留意点なんてことを述べてもしょうがないのでおくが、とにかく彼と2年間接し、手前味噌だが飛躍的な進歩があった。しかし、出来なかったことが出来るようになったことと、障害そのものが軽減されたというとはまた違う。彼の人生に障害は付いて回る。

Photo その彼が、二十歳になった。今は某スーパーマーケットのパートとして働いている。今は母一人子一人暮らしのようで、僕がお母さんを楽にするんだと頑張ってはいるが、仕事にも人間関係にも馴染みきれず苦労しているようだ。その彼が、家に帰ってひたすら打ち込んでいるのが絵だそうな。二十歳になった記念に、柳原先生に贈るのだと書いたのがこれだ。その色彩は生命力に満ち溢れているとも見えるし、細かい線の一つ一つが彼の心のひだなのかなとも思う。

俺が今一番心配するのは二次障害だ。自分が、他の人とどこか違う、受け入れられないものがあると自覚するにつれ、気持ちが落ち込み、だんだんと社会から隔離する方向に向かうことだ。彼を理解し、気楽に付き合える仲間が1人か2人いれば随分救われるのだが、彼はそんな仲間を持っているのだろうか。この絵は何かの信号かもしれない。近い内に会うことにしよう。

俺がウトウトしている間に、槍投げ元日本3位の実績を持つOK夫人が来ていた。彼女のところも長男さんが結婚したばかりで、女房と結婚にまつわる話で盛り上がっていた。彼女は、2歳の女の子を連れていた。2歳の孫はないよなぁと思っていたら、なんと経営する薬剤薬局の薬剤師さんのお子さんなのだそうな。この子の名前が「いろり」ちゃん、まぁ、何とも可愛い名前。それに5人兄弟の末っ子なんだって。最近は5人兄弟というのが珍しいよね。こうして、ふらりと訪ねてくれ、1時間2時間とのんびり話ができるというのもここの贅沢やねぇ。

午後、またウトウトしていると、なにやら階下で声がする。降りてみるとタクヤ君が「ただいま!」と何度も大きな声で叫んでいる。普段は帰りに寄ることはないのだが、以前一度寄った時は「ウンコ」と言うなり一目散でトイレに駆け込んだ。セーフ。よかった、よかった。で、今日もそうかと思って、あえてのんびり「どうしたんや?」と聞いてやった。彼の口から出たのは「喉が渇いた」だった。喉が渇いたと言っても、後1分がんばったら家に帰りつくのになぁと思いながらも、まぁジュースでも飲んでいきいなぁとなる。ドーナツ、昨日の残りケーキ、沖縄のお菓子、東京のお菓子、なんでもあるで~と気を引いてみるが、それは頑なに拒んだ。帰ったら大きな袋があり、その中から一つお気に入りのお菓子を選べるようになっているんだそうな。「ごちそうさま、いってきま~す」と帰って行った。ちと違うような気がするがまぁ、いいか?

夕方、女房は陶芸教室から少し早目の帰宅。ワン達の散歩のためだ。俺の代わりの散歩なので、その間俺は、アボガドとエビのブルスケッタを作る。女房は、この後もう一度陶芸教室に集合しお別れパーティなんだそうな。その持ち寄り料理だ。そのパーティに参加するエミちゃんが「これ晩御飯にして」とちらし寿司を持ってきてくれた。俺は一人で湯豆腐でもしようと思っていたのだがラッキー!

なんてことで、家でゴロゴロしていても、こうして何やかやと日が暮れる。

わっ、夜や!今夜も冷えるなぁ。ハヨ寝よ!

コメント

ハルボン倶楽部さんこんばんは。この絵はオーストラリアの原住民の描く絵にとっても似ています。その絵は水や食料の場所を描いた地図であったり、昔からの言い伝えを、字を書かない民族なので絵で残してきたらしいです。この絵を描いた子も何かハルボン倶楽部さんに伝えたいことがあったのかもしれないですね。近所に住んでいた友人の子供が学習障害でした。いつも粘土で恐竜を作っていましたが、すごくリアルで上手に作ってたっけ。人を気遣う優しい子で、めちゃめちゃ可愛い男の子だった~。うちの犬達も彼のことが大好きだったよ。(日本に帰国してしまったの)
20歳といえば、まだ社会にでたばかりですね、学校とは違って彼を守ってくれる人もいないし、傷つける人が多くなるのではないかと思うと辛いです。職場にこの障害の理解者がいてくれるといいのですが知らない人のほうが多いでしょうね。
タクヤ君ハルボン倶楽部さんの具合が気になって寄ったのかな?

のりへいさん、オハヨー!

おおっ、オーストラリア原住民の絵のようでもありますか。俺は、沖縄から帰ってきたばかりのせいかもしれないけど、シーサーをイメージしたもののように感じました。
ともかく、彼が俺に会いたがっているのは確かです。
こちらから連絡をとって、淡路島に招待する形にしようと思っています。その方が、いいように思う。なんとなくですが・・・・

障害を持つ人に同情する人は多いけど、理解し寄り添う人は少ないからね。
その状況を打破するため、俺たちは、普通の公立学校に障害児を受け入れる活動(ノーマライゼーション)をしてきたけど、そうは簡単にいきません。
俺の尊敬する先輩(72歳)は、いまだその活動を続けています。
俺は、淡路島でアホアホライフです。
なんだかなぁ。

先生ありがとうございます。僕がコメントをかきたかったのですが、姉に書いてもらいました。パソコンがにがてですいません。今回絵をのせていただきありがとうございます。今度会いたいのでお暇があれば教えてください。連絡が遅くなりすいません。電話連絡が出来ないので連絡先よければ教えてください

一生君のお姉さんが投稿してくれたのかな?
ありがとうございます。
えーと、電話番号が分からないということなのかな?
それとも、電話するのが苦手なので、他の連絡方法ということかな?

知っていると思うけど、電話番号です。
いつでも気楽に連絡してください。
連絡を取り合っていれば、会える日も間近に設定できるでしょうから。
実は明日(25日)大阪に行くのだが、ハードスケジュールです。

大阪は忙しかったですか?電話一度かけてみたんですが、家にひかえている電話番号では、つながりませんでした。もしよければ、教えてください。
時間があるときでいいので、宜しくお願いします。

大阪は忙しかったですか?電話一度かけてみたんですが、家にひかえている電話番号では、つながりませんでした。もしよければ、教えてください。
時間があるときでいいので、宜しくお願いします。

一生君

昨夜、何度返信しても上手くいきませんでした。
ブログは、まだまだ完成されたシステムではないようです。

前回の返事で書いたつもりの電話番号がなかったねぇ。
申し訳ない。
四月中に会えるといいね。

0799-62-4844