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2008-02-05

風のたより VOL.845

味噌造り(2)

天気予報に反して、夜半から雨が降り出した。大豆は屋外で煮るので、雨が一番困る。不安なまま眠りにつく。朝、なんと快晴。これぞ小春日和。俺の晴れ男伝説は健在だ。

034 8:00、ふれあい工房横の空き地で、2つの釜に火を入れる。今年のオカマ仲間は、ふれあい工房主宰者SO氏、明るい農村部師匠AK氏、YT氏、俺のこの4人だ。ここ数年間では一番少ないが、7年前に始めたときからのメンバーなので手慣れたものだ。特に打ち合わせするでもなく、誰が指示するわけでもなく、作業はスムーズに進行する。

035 最初の釜のミツ(煮汁)は、煮豆のミンチ・塩・麹を合わせ、ペースト状にするため混ぜ込むもので味噌の出来具合を大きく左右する。煮こぼれさせてしまうと水を足さざるえなくなり、ミツが薄くなってしまうので、慎重にも慎重を期さねばならない。クリームのように湧き出るアクを丹念に掬い取りながら、豆は釜の中で勢いよく対流する状態を保つ。ちょっと油断すると、火山のように噴出してしまうので、その直前に火を引き出すさねばならない。それなりに繊細な作業なのだ。最終的に、豆の煮ぐあいを判断する。「まだ、少し硬いあかなぁ」「うん、もちょっとかなぁ」「ええ感じやと思うねんけど」「オッケー、オッイケー、あげようぜ」と、あ・うんの呼吸で作業が進む。

040 039  室内も10人ほどの女将さん連中が、まるで味噌工場のように作業が流れている。ジュリー&花ちゃんは味噌を作らないのに、毎年手伝ってくれる。特にジュリーは女将さん連中に熱い視線を送られている。ソフトボール大に丸めた味噌をバケツに投げつけて空気抜きをするのだが、女将さん連中、体重は十分でもボール投げは今一力不足、ここは豆タンクのようなジュリーの腕力がものをいうわけだ。043047

てなことで、予定通り12時に終了。外のテーブルで、ピクニック気分の昼食。ちゃんと炊き出し係りもいるのだ。いつもながら豚汁がうまい。オムスビもすすむ。味噌造りも、炊き出しも、面倒といえば面倒だが、俺は楽しいイベント、楽しい交流の場だと認識している。特にこの味噌造りは、海平の郷住人と地元の人が半々なので、より有意義に思える。

050誤解を恐れず言えば、俺は淡路島に移住して地元に溶け込もうとは思っていない。そんなことは不可能だと思っている。よそ者扱いで結構と思っている。しかし、個々の人とは仲良く出来るはずだと思っている。地元の人の中にも、ちょっと日常のしがらみから外れた付き合いを楽しく思う人たちがいるはずだ。俺達移住者にとっては地元情報が新鮮で、地元の人たちにとってはしがらみのない暮らしぶりが新鮮である、お互いそんな場を提供し合えればいいなぁと思っているのだ。今のところ、いい感じで来ているように思うのだが・・・・

さて、味噌はこれで完成したわけではない。これから梅雨明けまで倉庫で眠り、ゆっくり熟成するのだ。関東では、2年物、3年物と呼ばれる熟成度の高いものが好まれるようだが、淡路島では、半年だけ寝かす若い味噌が好まれる。梅雨明けに樽開けして、それ以上熟成しないようにタッパに詰め替えて冷蔵庫に保存するのだ。当初は、頼りない感じだったが、今はこの若い味噌に嵌っている。若い味噌に嵌ったって誰も文句いわんやろ。

コメント

コメントのお返事ありがとうございます。アホアホ菌にはすでに感染済みですので人に移すことはあっても移される心配はありませんオホホ。姪御さんがブリスベンにいらっしゃるんですね気候がいいところなのできっと住みやすいと思います。作ったお味噌が半年後には食べれるのはいいですね。今日は2001年の日記を楽しく拝見させていただきました。仕事をしている間も「あ~、早く続きが読みたい~!」って思ってました。夫婦そろって釣り好きなので釣りも楽しみの一つです。暖かいお言葉ありがとうございます。できるだけ早く移住いたしますので長生きしてくださいね。お会いできる日を楽しみにしております。

オーストラリアにアホアホ菌仲間がいるなんて、なんだか相当に嬉しい。
偉い古くから(月一更新時代)の「風のたより」を読んでもらえるなんて、こちらも相当に嬉しい。
今も楽しく暮していますが、当初とは弾み具合が違います。
毎日いかにワクワクドキドキで暮らしていたか伝われば、のりへいさんの淡路島移住が早まるかもしれませんね。