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2008-04-29

風のたより VOL.914

アート山 大石可久也 美術館

今日は久しぶりにチョット旅の雰囲気を味わった。チョット旅は、ふれあい工房のミヨちゃんに、生家付近を案内してもらったことに由来する。http://halubon.webcrow.jp/kazev44.htm

002 ミヨちゃんは、Uターン組なので島内を案内してもらって不思議はないのだが、今日案内してくれたのは別荘族SS夫妻だ。定住して8年目に突入した俺たちが案内してもらうのはチト恥ずかしい。同乗させてもらい着いたのは旧東浦町のアート山。明石海峡を望む森の中にその美術館はある。ここのことは新聞やアトリエ風゛(ぶう)さんが建設時から関わっていたということでよく耳にしていたのだが、来たことはなかった。

SS夫妻は何度も通い、オーナーの大石画伯とも親しくなっているようで、やぁやぁと声を掛け合っていた。俺達夫婦も紹介してもらい、握手を求められた。気さくな方でホッとした。

名のある画家の絵について、アホの俺が語っても何の用も足さないので避けるが、「朝市のオババ」という作品に強く心惹かれた。オババが今にも言葉を発しそうに思えた。このオババは絶対に死なないだろうと思わせる生命力に溢れていた。

001 一応鑑賞し終えたところに画伯が現われた。画伯の作品に囲まれながら、しばし歓談。ゆったりした口調ながら、日本の画一化された町の風景を憂い、通俗的なテレビ番組を痛烈に批判する。80歳は超えてると聞いているがそ、のエネルギーは、俺なんぞ到底及ばないと思った。

003 屋外でお茶しましょうということで、木陰に設えたテーブルに移る。新緑の向こうに明石海峡が輝いている。全員、海の見える家に住んでいるのに「やっぱり海はいいなぁ」と眺めている。画伯は次から次へいろんな話をしてくれる。サービス精神旺盛なんだろうなぁ。途中から画伯の夫人も同席してくれた。夫人は輪をかけて気さくな方で、またその話が面白い面白い。夫人が席に着いたときから、画伯の口は全く開かなくなった。そして、画伯が椅子の肘掛に足を乗せていたら「なんですかお行儀の悪い!」とぴしゃりと足を叩かれ、スゴスゴとひっこめていた。高名な80歳を越す画伯も、夫婦の力関係は我が家と変わるところはないようだ。さらに親近感は深まった。

夫人は、我々のご近所宴会に興味を示していたので、近い将来参加してくれることがあるかもね。昨日の「ぎゃらりるBANYA」もそうだが、こうしてアーチスト本人と親しくお話させてもらえるというのも、淡路島に住んだからこそだ。もし、俺達夫婦だけで来て、絵を鑑賞するだけなら20分で帰っていただろう。人と人の繋がりの中で、こうして素晴らしい時間が持てるのだなぁ。感謝!2時間はいたかなぁ。

009 アート山を辞して、岩屋の町に出る。岩屋では、フェリーには何度も乗ったし、通り過ぎたことは数知れない。しかし、車を降り、街を歩くのは初めてだ。漁師町特有の細い路地、坂道を登って高雄山観音寺の境内に立つ。何気ない漁師町の家並みの向こうに明石海峡大橋がみえる。う~む、このスポットは侮れない。

そこから、さらに細い路地に入って「林鮮魚店」にいく。ここでもSS夫妻はお馴染みらしく、店主や女将さんに「ヤァヤァ」と挨拶している。路地の奥なのに店先にはたくさんのお客さんがいる。地元の人気店のようだ。俺も活きのよさそうなイカに目がいき、思わず買ってしまう。正直、値段を聞いてびっくりするほど高かったけど、止めようとは思わなかった。

それにしても、アート山は別にしても、岩屋のマニアックな景観スポットや魚屋まで連れて行ってもらえるとは思わなかった。どっちが定住者やゆーねん?

で、今夜の夕食は、途中、東浦の「フルール」で買った明太子フランスパンと、岩屋の林鮮魚店で買ったイカの刺身という超ミスマッチ食となったが、どちらも超好物なので、俺的にはなんら問題はない。美味しかった。

SS夫妻のお陰で、運転手つきチョット旅を楽しませてもらいました。とても素敵な午後になりました。感謝!

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