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2008-05-14

風のたより VOL.929

同じ人種

釜口のTK夫妻邸を訪ねた。先週の土曜日、喫茶部にきてくれたのだが、これがなんと6年ぶり、しかも一度来ただけの夫婦だ。しかし、なにかしらインパクトがあったのだろう、俺はハッキリ覚えていて「岩屋の料理旅館をたたんで、釜口の山に移り住んだ方ですよねぇ」と切り出すと、向こうはびっくりしていた。トーゼン「俺は、美人は忘れませんねん」と吹く。

これが縁というものだろうか、2,3度来てくれた人なのにまったく覚えてない人もいれば、TK夫妻のような例もある。そして、「我が家の方にも遊びに来てください」と言われたら、素直に行って見ようと思う何かがある。行けば心から歓迎してくれてるなぁと分かる。理屈や言葉ではない、自分自身が楽しくなるのだから間違いない。

国道から山側入る。集落を超え、対向車が来たらどちらかは崖に墜落するしかないなぁと思わせる路を駆け上がる。時間にすれば5分ほどなのだが、これが思ったより山深いところだ。国道まで迎えに来てもらってよかった。単独では絶対行き着けなかっただろう。

「わっ、わっ、こんなところ車通れるんか?」とビビッているうちに、庭に入り込んでいた。わぁお~、なんだこれは!敷地内に入ったところにはプールのような池があり、体長1mはあろうかと思われるメタボ鯉が何十匹も悠々と泳いでいる。右手にオレンジ色の屋根のメルヘンチックな家、広いに庭に東屋、陶芸工房(ガス窯設置)、雨天用宴会棟、バーベキュー台などがある。山のV字裾野の向こうに大阪湾が見える。敷地の斜面下には風情のあるため池だ。個人邸ではなく「○○園」と言った様相である。

しかし、これだけの施設がありながら、豪華とか華美といった成金趣味的雰囲気は全く無く、すんなり馴染めるほのぼのとした雰囲気がある。それもそのはず、これら全てTK氏の手作りなのだ。現在敷地周りの広大な斜面を石垣で覆う工事中なのだが、これだけ大規模な工事をたった一人コツコツ積み上げているのである。彼が元建築業ということならわかるが、元料理旅館のオーナーシェフなのだ。俺はこんなに刺激を受けたのは久しぶりだ。全くのド素人でありながら、これだけの多種多様の工事を自力でこなす人がいるのだ。俺が今考えているピザ窯なんて屁みたいなもんだ。すぐ作れそうな気がしてきた。よーし、屁のピザ釜をつくるぞ~!

陶芸作品も、料理人ならこそのシンプルで使い勝手のよさそうな器が所狭しと並んでいた。カメラを忘れて残念至極だ。スキンダイビングで魚突きも得意だ。友人を集めてよく宴会もするそうだ。

「たった一度の人生。長くてあと20年の命。体が動くうちにしっかり楽しまなくちゃ、遊ばなくちゃ」と語る。

ん?どこかで聞いたような・・・俺の口癖やんけ!

彼のスキルには敵わないが、人種的には同じなんだなぁと感じた。30分ほどお邪魔するつもりが3時間半居ついてしまった。お昼ご飯まで頂いてしまった。さすが元プロ、その手際の良さは見ていて惚れぼれした。我が家の宴会に、新メンバーが加わりそうだ。宴会仲間諸君!元料理人の登場に期待しようではないか。

で、帰りついたのが4時すぎ。車から降りる間もなく後ろから車が来て停まった。運転席には何やら見覚えある顔がある。ええっ、絶考釣氏(月刊誌「関西のつり」レギュラー執筆者、仲間からは師匠と呼ばれているが、尊敬されている風ではない)やん!おおっ、庭の方からは「まこさん」(ネット仲間でもある美人釣り師)が現れた。今日予定していた取材は延期になったが、それに同行予定のまこさんが今日しか日程が取れなかったので、プライベートで仲間達ときたそうだ。釣りを終え、仲間と別れて2人で我が家を訪れてくれたのだ。うれしいね。

まこさんとは3度目、師匠(尊敬はしていないが)は2度目なのだが、その会話の弾むこと弾むこと、どこまでが本当でどこから冗談なのか判別不明、訳のわからんやり取りが続くのであります。彼らともやはり同じ人種なんだなぁ。

ほんで、今日釣れたのかなぁ?お魚の話はしたけど、釣果の話はなかったなぁ。

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