今が一番

四季だけでは言い表せない自然の移ろいがある。八季、いやそれ以上あるように思う。 どの季節にも良さはあるが、なんと言っても5月初旬から中旬くらいが一番だと思う。

早朝の景色早朝の山里

早朝6時前、ハルボン号(軽トラ)は、まだ冷たいピーンと張り詰めた空気を切り裂くように畑に向う。植付けしたばかりの夏野菜の苗に水を遣り、草抜き、畝の土寄せなど、文字通り朝飯前の軽作業を小一時間する。師匠の畑から、スナックエンドウを今朝食べる分だけ採らせて貰う。畦道に腰をおろし、しばし山里の風景を眺める。俺のお気に入りの風景の一つだ。お腹がすいた。さぁ、帰って、たっぷり朝食を摂ろう。今日は大阪湾に朝日の道が出来てるはずだ。毎日の事ながら、海を眺めながらの朝食は本当に贅沢だと思う。

暮れなずむ大阪湾たそがれ時の庭

犬の散歩を終え、日が落ち始めた庭にたっぷり散水する。草花・樹木から水滴がしたたり、地面はしっとり濡れている。打ち水効果でひんやりとした涼風が優しく通り抜ける。庭の半丸太ベンチに腰をおろし、暮れなずむ大阪湾を眺めながら、今夜の釣場はどこにしようかと思いを巡らす。俺の一番好きな時間帯だ。

メバル・ガシラ・ハネ・グレ・タナゴ夜釣り

すっかり暮れた波止場で竿を振る。暗い海面に真っ赤な電子浮が漂う。もう手先がかじかむこともないし、服装もトレーナーで充分になった。夜釣りシーズンの到来だ。水温が上がるにつれて魚も活性化し、これから半年間はまずボウズは無い。(ホンマか?) GWはビジターに釣場を譲り、明けた5月6日、海に出た。得意の浅場で、メバル・ガシラ・ハネ・グレ・タナゴが釣れた。一つ一つは珍しくも無い魚だが、一度にこの5種、それも各一匹ずつなんてこれまで記憶にない。文字通りの「五目釣り」だ。そのあくる日、余った餌で25.2pのメバルが釣れた。記録ではないが、25pを超すメバルは5,6年ぶりだと思う。

そう、今が一番。ワクワクドキドキの季節だ。
人生も今が一番といきたいもんやなぁ。

淡路島の陰謀

「淡路島の血」(想像仮称)と云う秘密結社があるに違いない。
目的は島外から新しい血を導入し、人的活性化を図り未来永劫不滅の島とすることにある。その最もオーソドックスな作戦は、まず男女を問わず就職や進学で一度は神戸や大阪などに出す。そこで伴侶を見つけ、最初はごく普通の暮らしを営む。しかし、子どもが生まれた頃からジワジワと巧妙極まりない作戦が始まる。事ある毎に夫(或は妻)を連れて里帰り、新鮮な魚、特上淡路ビーフ、絶品淡路玉葱などをたらふく食べさせ、海で泳ぎ、野に遊び、花を愛で、四季折々の美しい風景を脳裏に焼き付ける。さらに夫(或は妻)が寝入ったころ「淡路島はおいしいい。淡路島は美しい。淡路島は温かい。あなたはもう淡路島から離れられない」などと夜な夜な耳元で囁く。気が付けば、一家を挙げて淡路島に写り住んでいることになるのだ。
SMファミリー少なくともハルボン倶楽部周辺では、淡路島出身者同士の夫婦より、どちらかが島外出身者という方が圧倒的に多いし、現在作戦進行中のファミリーもいる。
TVが縁で知り合った東京で美容院を営む若いSM夫妻(「女王様とお呼び!」のSMではない。妻は淡路島出身)は、「淡路島にログハウス7か条」を作り、SM妻(なんや鞭を持ってそうやなぁ)の作戦はまんまと効を奏しているようだ。GWにファミリーでハルボン倶楽部に来たとき、SM夫(「女王様お許しを!」なんて言ってそうやなぁ)は、「淡路島ええなぁ。ログハウスええなぁ」と完全夢遊病者状態だった。桜子と響息子の響(ひびき1歳)には、桜子(2歳)を紹介してやった。夫婦漫才をさせようと目論んでいる。芸名は「桜ひびき」としよう。う〜む、いいネーイングだ。おもちゃの取り合いもなんとなく2勝2敗の引き分けで、うまく行きそうだ。
ここまで書けばもうお気づきだろう。そうなんです、ハルボン倶楽部は秘密結社「淡路島の血」の出先機関で、SM妻の作戦サポートだけでなく、長期展望を持って二世代に渡り作戦を展開しているのだ。
しかし、この夫妻、若いのに俺もタジタジのハルボン的発想をする。SM夫は椎甲板ヘルニアで、成功率95%の手術をしたが5%の方に入ると云う少数腰痛継続派で、俺の持病の一つが腰痛だと知ると、すかさず、ハルボン倶楽部に腰痛部創設を提案してきた。ヨーツー部!う〜む、素晴らしい。腰痛キャリア15年を誇る俺にも無かった発想だ。久々の感動言語だ。すぐに発足させよう。しかし、腰痛部を創設するなら、俺的には「行方不明尿道結石部」「歯周病部」「イボ痔部」「便秘部」なども立ち上げねばならず、何や一気に汚い方面へ突入しそうである。まぁしかし、とりあえず「腰痛部」だけは正式発足させよう。

日々是好日

人事異動

小作農HS氏が新しく畑を開墾し、俺はそこを半分使わせてもらっている。この時点でHS氏は明るい農村部開墾部長に昇格し「オーナー・師匠・開墾部長・弟子(俺)」と云う布陣となり、俺は元の最下層身分となった。最近、ティチャーTM氏がチョコッとだけ野菜を植えたが、まだゲスト扱いなので、しばらくこの布陣が続きそうだ。 庭のアーチOK氏邸の隣の土地をOK氏とAS氏(宴会本部)で開墾し、勝手に「明るい農村部第二農場」を名乗っている。まぁしかし、下部組織が出来たのはうれしい。収穫の一割は搾取しよう。 5月3日、このOK邸で「自作デッキ完成祝い&明るい農村部第二農場発足祝い&怪しい貿易商大坊主昇格祝い宴会」が開催されたが、白浜に行っていた貿易商夫妻は渋滞に巻き込まれ、結果不参加となり、海平坊主界の人事異動は見送られた。

第2回「リフォーム花」社員慰安旅行(4月23日)

昨年(VOL24参照)は、社長夫妻と俺達夫婦約4名だったが、今年はリフォーム花への貢献度0のYT夫妻も参加した。どこにでも顔を突っ込む夫婦だ。観潮船「咸臨丸」さて、メインの目的地は社長(MS夫人)の「まだ観潮船に乗った事が無い」の一言で決定した。6人の中では一番エライので仕方が無い。福良港から観潮船「咸臨丸」に乗り込み、一時間の船旅を楽しんだ。4月の大潮が一年中で最も大きな渦が出来るそうで、正に渦中に突入しての渦潮見物はそれなりの感動であった。しかしもっと感動したのは、立派な純白の制服を着た船長とおぼしき人物が、船内でいきなりワカメの試食販売を始めたことだ。船長(と思う)エライ!俺はこうゆうの好きやなぁ。さて、社員旅行の方は、定番の温泉に浸かり、夕食へ向う。予定の中華料理を取り止め、居酒屋に行った。淡路島に移住して苦節3年、初めて居酒屋に入る事ができた。来年に向け積み立て制度を確立し、さらにグレードアップしたいものだ。リフォーム花・福利厚生会を立ち上げよう。

第2回讃岐うどんツアー(4月24日)

今回はTK夫妻(ヒット丸船長)、HR夫妻(地元工務店)、どこにでも顔を出すYT夫妻、俺達夫婦の4組で出かけた。俺たちはHR氏の車に同乗させて貰った。「ETC付けたんや」と自慢げにカードを見せていたが、出口でゲートが開かず、係員が飛んでくるなど、普通に料金を払った方が早かった。HR氏は「絶対これ風のたよりに書かれるなぁ」とぼやいていたが、あまりにも初歩的なミスゆえ「何で?」とは聞かないでやって欲しい。う〜む、マヌケだ。さて、うどん店は西讃地区を攻めた。一軒目は「大浜」という店で、ワラぞうりみたいな巨大かき揚げが印象的だった。麺の腰もマズマズで俺は大満足だった。30分移動して二軒目に突入。「権平うどん」は、美味しかったけど「もう、入らねェー」という感じだった。最低、2時間の間隔は欲しいよな。一番体の細いヒット丸船長の「もう一軒行こか」に全員ギブアップ。

画商

先月号で「Miyoko氏の陶板画を売って儲けよう」なんて書いたら、なんと本当に売れてしまった。お客さん第一号はなんと俺。実は二人展に展示してあった「寒ぼたん」(前号下の写真)という作品がとても気に入っていた。イタリア料理修行中の息子が、将来店を持ったらこれを飾りたいと思ったのだ。これだけならいつも通りのマヌケオヤジの戯言なのだが、お客さん第二号があって、ペンションオーナー夫妻(VOL33)が2点買い上げてくれた。商談成立してオーナー夫妻が帰ってすぐ、Miyoko氏が叫んだ。「あっ、やっぱ間違うた。丸い奴、小さい方の値段ユーてしもた」これで、俺の山分けぶん及び海平宴会積立金はフイになった。これじゃ、何時まで経っても儲からん。もう、画商はヤーめた。

ジャガイモ全滅

1ヶ月もすれば収穫予定だったジャガイモが全滅した。肥料を無造作にやりすぎて根腐れさせてしまったのだ。人為的ミスだけに悔しい。保存のきくジャガイモ全滅は経済的にも痛いし、ポテトサラダ・肉じゃが・コロッケ・カレーなど大好物メニューを減らさざる得ないのがつらい。淡路島に来て3年間、玉葱とジャガイモだけは年間通して収穫だけで賄ってきたので、いくら好きでもお金を出して買う気にはなれない。とこれだけ書いておけば、ジャガイモがわんさか届くだろう。とりあえずは、師匠の畑からソーッと盗み掘りしよう。ティチャーTM氏ところもジャガイモが順調だが、少なすぎて盗みにくい。