ビアガーデン「風の家」迷彩色の動物?

俺の住んでいる分譲地は、国道28号線から見れば、切り立った崖の上に位置する。従って分譲地は殆ど傾斜地だが、平坦にする宅地造成は認められておらず「清水の舞台」のような基礎を組み、その上に家を建てることになる。費用はかさむし、急傾斜地で道路が下の場合、玄関に辿り着くまで途中で休憩が必要なくらい階段を昇らなければならないケースがあるなどのデメリットもあるが、思わぬメリットもある。基礎部分を板囲いし、床をはってやれば立派な倉庫や工房・隠れ家に変身するのである。我が郷には、惚れ惚れするような怪しい基礎下がたくさんあり、いずれ基礎下特集で紹介したいと思っている。

前置きが長くなったが、この基礎下にベランダを作ってしまったのが工房「風の家」の彫金師OS女史である。それだけだったら基礎下特集のとき紹介すればいいのだが、ここが我が郷内で今もっとも熱いスポットとなっている。ある日、喫茶部でお茶してた彫金師が突如「ビアガーデンする。絶対する。暑い間、毎月する」とわめいた。時折変な事をいう変な奴なので捨て置いたが、6月26日(土)夕方「ビアガーデン開店した。今すぐ来い」と電話があった。その日我が家は、探り釣師YM夫妻が来ていて一緒に夕食していたのだが、仕方なく中断して出かけた。怪しい基礎下ベランダに降りていくと何やら得体の知れない極彩色の動物が二体いた。良く見ると彫金師とコマロ夫人であった。(写真)俺はひっくり返った。メニューが掲げてあり「正しいビール170円、まがいビール120円、ミニお好み焼き50円」などとある。勝手に冷蔵庫からビールなどを取り出し、横に置いてある箱にお金を放り込む。この辺はハルボン倶楽部のシステム盗用だと思われる。俺はなるべく二体と目を合わさないようにしてまがいビールを飲んでいたが、いきなりBGMのハワイアンのボリュウムが上がり「ショータイム!」の掛け声とともにフラダンスをおっぱじまった。ビヤガーデン風景思わずまがいビールを噴出したが、ナナナントこれが結構サマになっているのだ。彫金師が阿波踊りの名手だとは知っていたがフラダンスもやるとはなぁ。まぁ、しかし、多少サマになっているとはいえ、オバハンのフラダンスを見せられても、笑ってごまかすか気絶するかの二者択一しかない。我々住人はいいとしても、この場に遭遇した探り釣師夫妻にはお気の毒だった。もう二度と我郷を訪れることはないだろう。これが実態だからしょうがないか。さらに恐ろしいことに今年の日程はすでに決まっていると云う。

  • 7月24日(土)ゲストホステス:どこにでも顔を出すYT夫人
  • 8月28日(土)ゲストホステス:ビクトリー・ジュリー夫人「花ちゃん」
  • 9月25日(土)ゲストホステス:日本一やかましいナースAS夫人

我が女房が選に漏れたのは悲しんでいいのか喜んでいいのか判断に苦しむが、ただでさえくそ暑い今年の夏、我郷はさらにヒートアップしそうだ。このアホバカ路線はどこまで続き、俺はどこまで付いていけるのだろうか。う〜む、不安だ!

ピンポンと鳴れば卓球便卓球部全員写真

MS氏(コマロ)が還暦記念にコミュニティセンターに卓球台を贈る話(VOL38参照)が、どこでどう変わったのか「スポーツクラブ21しおた」の卓球部として発足することになった。ハルボン倶楽部・卓球部といった怪しげなものでなく、公的な予算が支給される真に正しいクラブなのである。予算で新品の卓球台2脚を購入し、7月17日午前、立ち上げ式が行われた。代表世話人のコマロが挨拶したが、酔っ払っていないため普通に喋り、座がしらけた。明るい農村部開墾部長、ビィクトリー・ジュリーに続き卓球部競技ルール委員長と云う新肩書きを手に入れたHS氏が説明を始めたが誰も聞いておらず、夜の立ち上げパーティに持ち越すことになった。気温35度といわれる中、冷房のない会場でさっそく練習が始まったが、これが予想をはるかに超える酷いもので、二十数名いるのにまともにラケットに当たる者がいない。競技ルール委員長がラリーポイント制などと言っていたように思うが、ラリーどころかサーブそのものが入らず相手は玉を拾いに走り、代わってサーブするがこれも入らずで、結局これじゃ先にサーブしたほうが負けるという不文律が成立しとる。つまりジャンケンでサーブ権をとった時点で勝負がついているので試合そのものはする必要がない。う〜む、省エネだ。それにしても、なんでこんな奴等が卓球部を創設しようなどと思い立ったのだろう。訳分からん。 卓球部活動風景その夜、立ち上げ宴会が行われたが、我郷は最終的には宴会に集約されることになっており、持ち寄り料理はいつもながら豪華絢爛であった。途中、ルールの確認や当卓球部の公式ユニフォームは浴衣とスリッパにするなど重要な案件も持ち出されたが、飲み食いに忙しくいつも通りウヤムヤになった。そやけど、今、卓球は一セット11点なんやて。21点だと思い込んでいたけど何時変更になったんやろ。知ってはりましたか? まぁ、どちらにしても、ビアガーデン、卓球部とも部外者は近づかないほうが賢明なように思います。正直、ようお誘いしません。我郷に来られた部外者の方は、ハルボン倶楽部・喫茶部あたりで留まる事をお勧めいたします。

ハルボン倶楽部周辺事情

花ちゃんとビクトリー・ジュリー

土日の喫茶部では、出来るだけ花を活けるように心がけている。買ってということは少なく、庭や野に咲く花を活けるようにしているのだが、その日は上手く手に入らず「今日は花が無くてなぁ」と俺が云うと、明るい農村部開墾部長HS氏が隣の夫人を指して「ここに花があるからええやん」とのたまった。以来夫人は皆から「花ちゃん」と呼ばれている。後日、その花ちゃんが「私、若いころからジュリーがすごく好きやったけど、此の頃興味なくなってん」と云うと、HS氏はすかさず「僕はジュリーに勝ったんだね」とのたまった。以来彼は「ビクトリー・ジュリー」と呼ばれている。いくら海外赴任が長かったとはいえ、そりゃないやろ。

火あぶりの刑畑で熟した色とりどりの野菜たち

「今年の夏野菜は少数精鋭だ」と品種も苗数も絞り込んで丹精込めることにした。毎朝の水遣りと草抜きを欠かさなかったためか、順調な成長を見せていた。ところがある日突然2本だけ植えていたトウモロコシが枯れた。葉も結実したばかりの実も一夜にして茶色くなってしまったのだ。よく見ると傍のあぜ道の草が焼かれた形跡がある。どうもこの炎が移ったようだ。それとなく伺いを立てると、どうも師匠の仕業らしい。門番のように立っていた2本のトウモロコシは、あえ無く火あぶりの刑に処せられてしまったのだ。もうチョッと後だったら、焼きトウモロコシになっていたのに、惜しかったなぁ!被害はそれだけにとどまらず、一番成長期の6月に2度も台風が淡路島を直撃し、茄子、キュウリ、ピーマンなどの本芽が折れるし、枝豆は地面に這いつくばい回復不能状態になった。従って収穫状況は全体に芳しくない。しかしながら、畑で熟した野菜は色艶もよく、まさに輝いている。食べるより、この美しさに野菜作りの楽しさがあるように思う。 今年はマクワウリだけは豊作です。冷やして食べると美味しい。採りにおいで。

人事異動

日本一やかましいナースとどこにでも顔を出すYT夫人は同級生である。誕生日は一ヶ月ほど違うのだが、一緒にしてしまおうと7月3日合同誕生祝宴会が行われた。女性の歳をあからさまには言えないので、合わせて100歳とだけ言っておこう。さて宴会が始まってしまえば人の誕生日なんてドーでも良いわけで、まず以前保留になっていた海平坊主界の人事異動が正式に公表された。大坊主YT氏は7割方髪の毛が生えてきたので、めでたく解任追放された。その挨拶は、満面笑みの喜びに溢れていたが「ただただ残念なのは在任中一度もお葬式がなく必然お経をあげるチャンスも無く、お布施をもらえなかったことです」という言葉には実感がこもっていた。なんや海平の人間は今後も死にそうにないもんなぁ。代わって大坊主昇格の怪しい貿易商の挨拶はユーモアを交えながらもその表情はどこかしら哀しげであった。続けて俺は中坊主昇格の挨拶しようと立ち上がったが、もうカラオケが始まっており誰も聞いてなかった。

遺言

夕日の家MT夫妻が遺言を書いて「これでええやろ」と息子さんに見せたそうな。神妙な面持ちで読み終えた息子さんが言った。「内容的にはこれでええと思うけど、最後の一行だけ気に入らん。この『一足先に逝く失礼をお許しください』というのを『逝き遅れた失礼をお許しください』に代えとってんか」

釣り部

メバルここ5,6年釣れてなかった25cmオーバーのメバルを今年になってすでに3尾揚げた。探り釣りのYM氏は、なんと27cmを揚げた。あと2cmでスズキと呼んでもいいハネ(58p)も揚げた。こう書くといかにも良く釣れていそうだが、これ以外ほとんど釣果らしきものがない。この季節、20p前後のメバル10尾にガシラ、チヌ、グレなどが数匹混ざっていても不思議でないのだが、それが7月下旬の今でも一度もない。 数釣れている時は「一発長寸出ないかなぁ」と思うし、今は「たまには数釣りもしたいよなぁ」と思っている。メバルは早春・晩秋の釣りモノと云われているが、俺は経験上夏が一番よく釣れると思っている。あくまで波止釣りだが。