人情裏長屋的暮らしのススメ

女房ダウン

3/5(土)朝、犬の散歩の時間なのに当番の女房が起きてこない。昨夜少しだるいと早目に寝ていたが、本格的な風邪を引き込んだようだ。それから月曜日の朝まで延々と眠り続けることになる。金曜日にケーキは焼きあがっていたので、喫茶部は俺一人でやることにした。こういうときYT夫人が早々にやってきて、女房以上にテキパキと切り盛りしてくれるのだが、何と彼女もインフルエンザでダウンしている。しかし、そんなことでは揺るぎもしない。お隣のKW夫人が台所に立って洗物をしてくれる。そのとき現れたペンションオーナーが「おっ、奥さん替えたんか?」「私第二夫人、第三夫人に交代」とジュリー夫人と代わる。常連さんはセルフで動いてくれるし、何の問題もなく運営されていく。さらに食料がドンドン届く。ヒット丸船長から「よもぎアンコ餅」、ペンションオーナーから「芽カブの煮物」、彫金師から「ほうれん草」、花田んぼのNKさんから「菜の花」。土曜の喫茶部が終わって「さて、女房のやつ、ナンだったら食べれるかなぁ」と思案していたところにKW夫人が「病人食用に薄味にしたんやけど」とまだ熱々の煮物を届けてくれた。女房は「大根が美味しい」と少し食欲を見せたので、安心してナース邸でのご近所宴会に出かけることにした。実はこの日は「ティーチャー夫妻結婚式実施に向けての打ち合わせ」が行われることになっていて、実行委員長の俺が欠席するわけには行かなかったのだ。持ち寄り料理を作る余裕もなく出かけたが、テーブルはいつものように豪華料理で一杯だ。コマロ夫人が「ハルボン倶楽部は持って来れないだろう」と3品もってきていた。オオー、そこまで考えてくれるか?俺は涙しながら料理を食いまくった。日曜日、喫茶部の準備を終えて「女房に何か食べさせないとなぁ」と思っているところにナースが「お昼ご飯よ」と熱々の焼きそばを届けてくれた。どうしてこうもタイミングよく食べ物が届くのだろう。まるで人情裏長屋だ。ココで暮らす人たちが紡ぎあい織り成すワンダー・ワールドだ。

俺ダウン

月曜日「少し楽になった」という女房を病院に連れて行く。火曜日「もう寝てなくていい」と女房が起き出したころ、想定どおり俺の番がきた。それでもその晩バファリンを飲んで汗かいたら、翌朝はかなり楽になっていた。水・木曜日は、多少しんどいながらも普通に過ごした。しかし、金曜日、目が覚めた時はいけなかった。熱、咳、喉痛、頭痛、鼻詰り、間接痛など風邪の症状はすべて網羅した経験のない酷い症状になっていた。風邪の症状で「これは病院に行かなくちゃならんだろう」と感じたのは生まれて初めてだ。3時間4時間平気で待たせる総合病院は避けて、町医者に行った。あまりにシンドそうな俺を見て点滴用ベッドで休ませてくれたのはありがたかった。ナースから幾つか質問があって医者が現れた。初対面なのにいきなり「あなた、これまで風邪なんか引いたことないでしょう」と言いよる。失礼なやつというか、洞察力の優れたやつというか、なんかギャグをかまして応戦したいと思うが頭が回らない。力なく愛想笑いをするだけの自分が情けない。しかも、それが診察の全てだった。身体に指一本触れることはなかった。インフルエンザ検査はマイナスと出たところで薬を大量に貰って帰った。それから3日間、食事だけはきっちり摂りながら昏々と眠り続けた。土日の喫茶部は初めての臨時休業とした。月曜日、治ったとは思えないが「現役なら、このくらいで仕事休んだりせんはなぁ」というところまでになっていた。たまたま酷い風邪だったのか、もう風邪も侮れない歳になってしまったのか、風邪で医者に行き、3日寝込むという初体験をしてしまった。この間BBS仲間からもたくさんお見舞いの言葉をいただいた。まぁ、言葉だけやけど!例外はSARAHママで、徳島から立派な苺を持って来てくれた。もちろん俺は会えなかったわけだが、女房いわく「思いっきり美人」だったとのこと、オー会いたかった!しかし、ママ最愛のSARAH(犬)が亡くなり途方にくれているというメールが今日(原稿かいてる日)届いた。一度は奇跡的に回復したのに・・・。ママがどれほど献身的に看護したのか知っているだけに、言葉のかけようもない。合掌。

「第一回海平歩こう会」(3月2日)

わが郷に散歩好きは多い。景色や季節の変化を楽しみながらぶらぶら歩く人、愛犬と散歩する人、ウォーキングとして1時間程度歩く人、トレッキングや登山の訓練としてかなりハードに歩く人などさまざまである。そんな雰囲気もあって「海平歩こう会」をでっちあげた。記念すべき第一回大会に参集したのは、ジュリー&花ちゃん夫妻、コマロ夫妻(夫人は途中参加)、明るい農村部師匠(夫人は骨折治療中)、俺達夫婦の7名。歩いたのは、先月号で紹介した「海平の郷周辺」の逆コースだ。終盤、出発した反対側を登り始めたのだが、強烈な牛舎の臭いに参った。いつもは車で上り下りしているので気付かなかったのだ。近所の人は大変やろなぁ。淡路島には、仔牛を生ませ、何ヶ月か育て、市に出すという農家は多い。こちらに来た当初、犬の散歩をさせていたら、牛の散歩をさせている人に出会って「負けた!」と思った。この牛達が神戸で育てられたら神戸牛、松阪なら松阪牛となるそうだ。2時間ジャストで分譲地内の溜池に辿り着いた。「お腹空いたなぁ」と思ったところに「おむすびあるで」と花ちゃん。コマロ夫人も持ってきていた。柴漬けとお茶もあった。豪華絢爛!俺たちにはそんな発想はなかったので、嬉しくも恥ずかしくもあり、遠慮しいしい5個食った。一回目の計画段階で2回目の日程コースも決まっていたのだが、風邪禍などあって中止。近いうちにまた行いこな〜。

お墓参り便乗ツアー(3月17日)

我家から車で5分の志筑港からフェリーで関空のある泉佐野市に初めて渡った。どこにでも顔を出すYT夫妻のお墓参りに、誰にでも付いていく俺たち夫婦が便乗させてもらった。フェリー代は只やと思って便乗したのに「同乗者の運賃は取られんやでー」とコマロ氏に指摘された。う〜む、不覚だった。往きは対面式ソファーで馬鹿話をしていたら95分はあっという間だった。YT夫妻がお墓参りしている間、我々は国華園(写真)で花の苗を物色し、再合流して昼食を共にした。時間に余裕があったので岸和田の山間部にある温泉にも入り、ちょっとした旅の気分を味合うことができた。帰りのフェリーに乗る前、YT夫人は一人離れ大阪行きの電車に乗った。彼女はフォーリーブス(40歳台以上の人は名前ぐらい記憶にあるだろう)の大ファンで、再結成されたオッサン4人グループの追っかけをしている。今夜、厚生年金ホールでコンサートだと。オッサングループであるからにして、観衆はオバハンであって、4人には個々のファンが付いていて、立ち位置に従って4分割されるんだそうな。全員がフォーリブスグッズを身にまとい、大小2種類のペンライトを振って声援を送るのだそうだ。夢見る少女顔になって電車に急ぐ彼女に、YT氏と俺達夫婦は冷ややか光線を見舞った。帰りのフェリーは座敷部屋で手足を伸ばして眠っていたらあっという間に着いた。この日、一日中雨が降っていた。俺の雨男としての面目躍如というところである。泉佐野市にはアウトレットとか云うブランド店の並ぶ一角があったり、巨大なショッピングモールもあって、たまに都会気分を味合うにはいいかなと思った。フェリーも人だけだったら割引券利用で片道960円だし、寝っ転がって行けるのがいいじゃないか。

3連休中日

18日(金)、大阪のOMファミリーのハナちゃん(小二)から電話。「あのさぁ、洋子おばちゃんのコロッケ食べたいんだけど、そしてついでにタロー(弟6歳)と桜子(妹3歳)のお誕生会をしたいんだけど、いい?」即座に「いいともー」と答えてみたものの、あとでヨー考えたら、なんでウチでコロッケなんか、誕生会なんか訳分からん。まぁ、ええか。3連休の中日20日(日)は忙しかった。この日は朝から大量のコロッケを仕込み、お昼ご飯はナース邸でお好み焼きをいただく。前回、昼飯を食べたあと呼ばれたのでブツブツ言っておいたら一番に呼んでくれたのだ。このところ、いっちゃんはお好み焼きに凝りに凝っていて、来るたびにご馳走になっている。ナースは「いっその事、お好み焼屋を開店しようか」と言っていたが、是非実現してほしい。海平の郷の場合、100円以上取ることは難しいので、赤字覚悟の営業になるとは思うが夫婦とも収入があるのはココだけやから何とかなるやろ。熱々お好みを急いで頬張り、帰って喫茶部開店。ジュリー&花ちゃんからご近所宴会のお誘いがあったが、両方は無理で残念。6時に喫茶部終了。6時半にはOMファミリーがイチゴたっぷりの手作りケーキを持って到着。俺は取り急ぎ焼きビーフンを作り、その後、女房がコロッケをドンドン揚げていく。揚げても揚げても追いつかない。まぁ、子どもも大人も気持ちのいい食べっぷりだ。これだけ喜んでくれるなら作り甲斐もあろうと言うもんだ。食後一時間ほど休憩していよいよお誕生ケーキだ。最初6本のロウソクに火を灯しハッピーバースデーを歌い、タロちゃんが吹き消す。すかさず3本抜いて残り3本に火を灯す。歌を歌い、桜子が吹き消す。オー、これぞ正に合同省エネ節約お誕生会。ほのぼのと夜は更けてゆく。